沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は転職マンガでもあるエンゼルバンクの名言から、ビジネスの本質を知りたい方へ向けた名言をご紹介していきます。
今後自分でビジネスを行いたい方は是非読んでおきましょう。
★行動させたければ感情に訴える
人は命令では動かない!
感情で行動する生き物だから
井野は人事部長の前田から赤字企業についての話を聞きます。
社員に「経費削減しろ」と言ったって、行動はするかもしれませんが、不満は溜まるばかりです。
本当に行動を変えたかったら、トップが給料をカットしたり、率先して動かなくてはいけないという話でした。
規則で縛るのではなく、感情に訴えかけることが大切だと前田は伝えています。
エンゼルバンクでは他の場面でも人間の感情について多く描いています。
例えば、専業主婦から就職を希望していた松村さんは、井野がどれだけ今の転職状況を説明し、松村さんの求人がないということを示しても、やる気を出しませんでした。
しかし、松村さんの友人が同じ状況で、危機に陥っているということを聞くと、途端に危機感を持ち行動し始めたのです。
「正論」と呼ばれるもので人を動かすというのは、ある程度のところまではできるかもしれません。
しかし、正論だけでは人は動きません。
その人が本気になる感情に触れないと、動かすことはできないのです。
人とのコミュニケーションはこういったところに生きてくるのですね。
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★トップは伝言ゲームを何度もスタートさせろ
「エンゼルバンク」10巻より引用
ビジネスの本質は伝言ゲームなんです
内藤さんが転職した、農業のベンチャー企業に見学に行った井野達。
そこで、内藤さんはまるで社長かのように、自身の会社の方針について熱く語ります。
なぜそんなことが出来るのかというと、「社長が何度も何度も話をしてくれるから」というのです。
皆さんは自分の会社の方針はしっかりと話せますか?
会社の理念、強み、目指すところ。ビジネスの本質は伝言ゲームというのは、トップが話したことが、下に伝わり、伝染していくのです。
完璧に伝染させればさせるほど、社員1人1人が社長のように考えることが出来ますよね。
完璧に伝染させるために大切なことは「何度も伝えること」です。
1回言ったから伝わっているなんてことは決してありません。
何度も何度も、これでもかってくらい伝えないと、伝染は起きないのです。
社長の仕事は「理念を伝える」ことだと思って行動すると、社員は変わるかもしれません。
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★間違っていることを放置しない
「エンゼルバンク」11巻より引用
社会がおかしいのが明らかなのに
制度を変えるために自分が努力するのは面倒で
「まあいいか」でいつまでも
改善されないことなんて 山のようにある
桂木が起業を決意した理由に、国がしっかりとして対応を取っていないからだと述べている。
「なぜ、国は正しいことをやらないのか?」という井野の問いに「面倒だから」と答える桂木。
そんな時の名言です。
これは何も社会に限ったことがだけではありません。
皆さんの働いている中でだって沢山起こっていることではないでしょうか?
例えば、昔からの伝統だから、と言って手間のかかる仕事をやっていたりしていませんか?
手間がかかるだけならまだしも、自分にも相手にも不利益なことをやっていませんか?
人間変わることを嫌います。
なぜなら、面倒だし、労力を使うからです。
しかし、そんな労力を使ってでも変えなくてはいけないことはあるのではないでしょうか。
エンゼルバンクは転職マンガですが、社会人としてとても大切なことが詰まっています。
「ビジネスってなんだろう」「社会ってなんだろう」そう思った人は是非読んでみて下さい。
(参考)
三田紀房「エンゼルバンク第4巻」2012年(講談社)
エンゼルバンク ドラゴン桜外伝 全14巻 完結セット (モーニングKC)
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