将来子供に迷惑をかけたくない!今からできる豆知識~骨折編~はこちら!!
★軽いからと甘くみてはいけないひざ痛
年齢を重ねるとともに深刻になってくる膝の痛み、「スポーツする時に痛い」「長い距離を歩くと痛い」「急に立った時に痛い」「足が冷えた時に痛い」痛みの具合やレベルは様々ですね。
ひざ痛を訴える人は40代から急増し、男性よりも女性のほうが多いという特徴があります。
その理由ははっきりとはわかりませんが、女性のほうが筋力が弱い、ハイヒールを履く、家事や育児での負担、ホルモンの関係などが考えられます。
特に50歳以上になると「変形性膝関節症」に悩む人が多くなります。
「変形性膝関節症」は代表的なひざ痛の疾患で、ひざ痛全体の約半数を占めるといわれています。
またこの「関節症」と呼ばれるものは寝たきりに繋がるリスクが高くなるとも言われています。
実際、要介護になった原因を調べてみると骨折・転倒が全体の約12%、関節疾患が約11%となっています。(「厚生労働省 平成25年国民性かる基礎調査」)
骨折・転倒については「将来子供に迷惑をかけたくない!今からできる豆知識~骨折編~」に詳しく載っていますので、見てみてください。
今回は関節疾患の中でも特にひざ痛についての豆知識をご紹介していきます。
★実際に膝が痛くなったら行うべき4つの対処法
この章では、ひざ痛が起こる仕組みを簡単に説明していきましょう。
私たちの身体の中で、膝は特に身体の負荷が大きくかかる部分です。
片膝にかかる負担は体重の2.6倍と言われています。
階段の上り下りではさら負荷がかかり体重の3.5倍とも言われています。
では膝関節はなぜそれだけ激しい動きに耐えられるのでしょうか?
膝関節には、「大腿骨」「脛骨」「膝蓋骨」の3つの骨があります。
この骨がずれないようにつなぎ合わせているのが「靭帯」と呼ばれるものです。
靭帯は本来ゴムバンドのように柔軟性を持っているものですが、年齢と共に弾力性が失われ、膝の曲げ伸ばしが困難になっているのです。
また大腿骨と脛骨を保護している「関節軟骨」が加齢などによってどんどんすり減っていくのもひざ痛の原因ともいわれています。
ひざ痛は多くの人がなったことがあるため、ありふれた症状ですが深刻な状態を招くこともあります。
軽く考えず、初期のうちに専門の方に見てもらいましょう。
★自宅でできる簡単予防体操
最後に、ひざ痛になってしまった方も、将来ひざ痛が心配な方も必見の、自宅でできる予防体操をご紹介していきます。
ひざ痛では主に太ももの前の筋肉である大腿四頭筋を鍛えます。
大腿四頭筋は膝の曲げ伸ばしを行うとともに、膝関節を支える役割を担っています。
痛みを感じない範囲で、継続して行っていきましょう。
① ひざのストレッチ(左右1セットずつ)
・ひざを伸ばして座る
・膝に力を入れて、右足のつま先を伸ばし5秒キープ
・膝に力を入れて、右足のつま先を立てて5秒キープ
② ひざのストレッチ(左右3回~5回)
・足を開脚し座る
・片足に両手を当てて前に倒す
・その姿勢を10秒キープ
③ 足上げ体操(片足20回を左右1セットずつ)
・仰向きに寝転がり、右膝を曲げる
・左足を伸ばしたまま、地面から10センチ上に持ち上げる
・5秒キープする、ゆっくり下す
④ 横上げ体操(片足20回を左右1セットずつ)
・横向きに寝転がる
・下の足を90度に曲げる
・上の足を延ばしたまま、地面から10センチ上に持ち上げ
・5秒キープする、ゆっくり下す
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