「台風が近づくと体調が悪くなる…」気象病の原因と対策

Pocket
LINEで送る

★台風による体調不良とは

 

天気が悪い時に「あれ?今日なんか体調悪いかも…」そう思った経験はありませんか?

特に日本は台風が多い国としても有名で、年間平均5~10の台風が日本に上陸するようです。

台風は交通機関の乱れなど、私たちの生活に大きな影響を与えますが、さらに影響を与えるのが、体調ではないでしょうか?

この台風が来ると体調が悪くなるというのは、実は大きな関係がありました。

台風による体調不良の内容 

  • めまい
  • 吐き気
  • 肩こり
  • 頭痛
  • 片頭痛
  • 関節通
  • 怠さ
  • 耳鳴り
  • 首の痛み

 

このように沢山の不調が起こるのは、台風が近づいてきたことによる「気圧」の変化が影響しているようです。

これを「気象病」と言います。

今回はこの気象病の原因と対策についてご紹介致しますね。

 

<Sponsored Link>

 

★気圧が身体に影響を与える「気象病」とは

 

気象病の主な原因は、気圧の変化だと言われています。

気圧の変化が自律神経に影響を与えるため、身体に不調が現れます。

そして急な気圧のほど、この気象病の症状が強くなります。

特に台風の時は早いスピードで低気圧が近づいてくるため、気象病の症状が出やすくなっているようです。

具体的に説明すると、気圧が大きく変化すると、人間は動くのに適さない環境だと判断し、身体は副交感神経が優位になってしまいます。

つまり、日中でも身体が活発に動きにくくなってしまうのです。

さらに、台風の時には急激に副交感神経が優位になってしまうため、調整しきれず身体に不調を感じてしまいます。

そしてもう1つ身体を引き起こす問題があります。

低気圧になるとこれに加えて、ヒスタミンという体内物質の分泌が増えるということがわかっています。

ヒスタミンは外部刺激があると肥満細胞といわれる細胞から分泌され、免疫活動に指令を出す働きをします。

しかしこれも過剰に働いてしまえば、花粉症を代表とするアレルギー症状となります。

ヒスタミンの過剰分泌によって、関節の痛みやむくみなども引き起こされると言われています。

 

<Sponsored Link>

 

★気象病が辛い時の対処方法

 

では、実際に気象病でつらくなってしまったときにはどのように対処してあげたらいいでしょうか。

一番は自律神経の乱れ整えてあげることです。

自律神経とは「自分の意思でコントロールできない動きをコントロールしてくれているシステムの総称」です。(引用:原田賢「自律神経を整えるストレッチ」)

例えば、心臓や内臓を動かしたり、血圧や体温の調節をしたり、食べ物の消化を促したり、血管・瞳孔・汗腺の機能の調整など、生命を維持するのに重要な体の機能をコントロールしているのが自律神経です。

つまり自律神経という神経が身体に張り巡らされているわけではなく、こういった身体のコントロールしている機能をすべてまとめて自律神経と呼んでいたのです。

この「自律神経」はさらに「交感神経」と「副交感神経」の2つに分けることができます。

私たちは自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスをとることで、心のバランスも保っています。

交感神経とはいわゆる戦闘モードです。

日中の仕事の時や、勝負の時、大事な場面ではこの交感神経が活発に働くことで、思考力が上がったり、仕事効率が上がります。

しかし、仕事が終わった後は、電気のスイッチのように、リラックスモードに入る副交感神経を優位にしなければいけません。

副交感神経が優位になった時に、私たちの身体は疲労回復を図ります。

気象病になる時にはこの自律神経の交感神経と副交感神経が乱れることによって起こるので、自律神経を整えてあげることが大切です。

自律神経を自分の意思で整えることができる唯一の方法が「呼吸」と言われています。

 

呼吸についてはこちらをご覧下さい。

【動画】呼吸で自律神経を整えよう!横隔膜呼吸のすすめ

2017.10.02

呼吸は場所を選ばず、どこでも道具もいらずにできるトレーニングです。

呼吸をコントロールして、辛い気象病を乗り切りましょう!!

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です