★ペットボトル症候群ってどんな症状
全国的に真夏日、猛暑日が続いていますが、暑さに負けないためにコンビニなどでペットボトルのスポーツドリンクやジュースを買って大量に飲んでいませんか?
実は、このような行為を繰り返すことで、危険な「ペットボトル症候群」になってしまうかもしれないのです。
皆さんは『ペットボトル症候群』って言葉を知っていますか?
ペットボトル症候群とは正式名称を「清涼飲料水ケトーシス」といい、スポーツドリンクや清涼飲料水を大量に飲みすぎたことで起こる急性の糖尿病です。
アイスや果物の缶詰を大量摂取した時にも発症すると言われています。
今、このペットボトル症候群が20代~30代の若者を中心に流行しているようです。
今回はこのペットボトル症候群の症状と対策、そして効果的な水分の取り方をご紹介致します。
ペットボトル症候群の症状
ペットボトル症候群の症状は基本的に糖尿病の症状と変わりありません。
- 喉の渇き
- 倦怠感
- 体重の急激な減少
- 多尿
- 嘔吐
- 腹痛
実は私たちが飲んでいる、市販清涼飲料、いわゆるジュースには、平均的に100mlあたり10g程度と、かなり多く糖質が含まれています。
また、スポーツドリンクには100mlに6g程度の糖分が含まれています。
実はWHOが定める基準によると1日の糖質の目安はおよそ25gと言われています。
単純に、500㎖のペットボトルジュースを飲んだだけでも1日の規定を超えてしまうなんて驚きですよね。
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★ペットボトル症候群のメカニズムと夏が危険な理由
ペットボトル症候群は、糖尿病の症状に近いようにメカニズムも糖尿病のメカニズムと似ています。
まず糖質が私達の身体に入ると、血糖値が上昇します。
その上昇した血糖値を正常に戻すためにインスリンが分泌されるのですが、摂取した糖質の量が多いとインスリンの分泌が間に合わなくなってしまいます。
そういった過程で、身体にケトン体というものが蓄積されていきます。
このケトン体は身体にとって必要な物質なのですが、大量に蓄積されてしまうと、様々な不調を引き起こしてしまうのです。
この症状通常の人では発症されずらい症状ですが、肥満気味の方や糖尿病予備軍の方はより発症しやすくなります。
そして、特に夏はペットボトル症候群になりやすいのです。
なぜなら、元々糖尿病予備軍の方は喉が渇きやすい傾向にあり、加えて夏の暑さがあるため、より喉が渇きます。
そこに清涼飲料水を何本も飲んでしまうので、ペットボトル症候群を引き起こしやすくなってしまうのです。
夏だから水分をとろう!と思って清涼飲料水やスポーツドリンクばかり飲んでしまっていては結局水分ではなく糖質をとっただけになってしまいますね。
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★でもジュースが飲みたい!そんな方にオススメの方法
ペットボトル症候群の怖さはわかったと思いますが、「やっぱりジュースが飲みたい」という方は多いでしょう。
なので、今回はジュースを飲むことを踏まえての、効果的な水分補給の仕方をご紹介します。
まず、1日に必要な水分量は約1.5リットルだと言われています。
夏は特に汗をかくので、2リットルを目安にするといいでしょう。
ここで大切なのは、この水分というのは「水」だということです。
清涼飲料水やスポーツドリンクは踏めないで考えるといいでしょう。
(麦茶やカフェインが入っていないお茶、水で2~3倍薄めたスポーツドリンクは大丈夫です)
水についてはこちらの記事もご覧ください。
・外で飲む飲み物は水を選ぼう
外にいる時が汗をかいて一番喉が渇きます。
そんな時に飲む飲み物は水をチョイスするといいでしょう。
なぜなら、喉が渇いているからこそジュースを飲んでしまうとより喉が渇き、またジュースが飲みたくなってしまうからです。
・どうしてもジュースが飲みたい時はクーラーがきいた室内で
どうしてもジュースが飲みたい!というときはクーラーの効いた室内を選びましょう。
暑くて喉が渇くという条件を取り払ってくれます。
ただ、ジュースは1杯だけにしておきましょうね。
・朝晩、運動後はジュースを飲まない
喉が渇きやすいのは、朝起きた時や寝る前、運動後です。
そういった「喉渇いたー」というときには、まず1杯目は水を飲みましょう。
1杯目からジュースを飲んでしまうと、さらなる喉の渇きに繋がってしまいます。
・0キロカロリーには注意しよう
最近は0キロカロリーの飲み物が増えていますが、0キロカロリーだからといって糖類がないとは言い切れません。
しっかり表示を確認してから買うようにしましょう。
ペットボトル症候群は、特に若い男性に多くみられる症状のようです。
若いからって糖尿病なんて関係ないと思っていると、気付かないうちに怖い病気に繋がる可能性があります。
暑くなる夏だからこそ、注意していきましょう。
(参考)
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