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★7つの習慣とは
正解的にも有名な哲学書『7つの習慣』を知っていますか?
『7つの習慣』は人格を高めて、個としての自立を獲得し、そのうえで人と交流しながら成功をおさめ、幸せを掴むために必要な習慣として、スティーブン・R・コヴィー博士が提唱した成功哲学です。
この『7つの習慣』はビジネスマンのバイブルともいわれる本であり、多くの企業で新入社員にこの本を読ませる習慣があったり、様々な企業研修でも導入されています。
なぜなら『7つの習慣』はどんな人でも成功するために大切なことが沢山書かれている本だからです。
Healthcare編集部では、この『7つの習慣』を使って、様々な立場の人に合ったストーリーを掲載してきました。
今回はその総集編として、7つの習慣をまとめていきたいと思います。
7つの習慣とは、1~7までの様々な習慣を順番に行っていくことで、成功に近づくとされています。
また、この1~7の習慣は互いに相乗効果を発揮するように作られており、1つ1つの習慣を極めれば、全体へ良い影響を及ぼし、そうなることで個々の習慣の価値が高まっていきます。
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★7つの習慣に入る前に
では早速1~7の習慣をご紹介したいのですが、その前に知っておいてもらいたいことが2つあります。この2つの概念を理解することで、より7つの習慣への理解が深まるでしょう。
①パラダイム
「パラダイム」とは、私達それぞれが見ている「世界」のことです。
ここでポイントなのは、人それぞれ「パラダイム」が違うということです。
自分の目から見えている世界、物事の基準、正義、などは自分の経験や知識を通して、それぞれ独自のものを形成してしまいます。
そして大切なのは、他人もそれぞれの「パラダイム」を持っているということです。
このことが理解できていないと、自分の見ている世界が全てだと間違った認識をしてしまいます。
人それぞれ違った「パラダイム」を持っているということを認識することが、7つの習慣を実践する前の大切なことです。
②人格
7つの習慣ではこの「人格」という言葉が度々出てきます。
なぜなら、7つの習慣というと、成功するための「テクニック」だと勘違いされてしまうからだと考えられます。
7つの習慣はその名の通り成功するための「習慣」なのですが、この習慣を続けていくことで良い「人格」が生まれてくるのだとコヴィー氏は言っています。
この「人格」というのは、1日で形成されるものではなく、長い時間をかけて自分の中に積みあがっていく「土台」のようなものです。
だからこそ、テクニックとしてこの7つの習慣を実践するのではなく、自分の人格を形成するために実践することが大切だということですね。
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★「7つの習慣で元気になろう!」総集編
第1の習慣 「主体的である」
主体的とは、自分の行動を自分の価値観に基づいた選択で行うことです。
そのためには自分の影響力の範囲を意識することが大切だと言っています。
自分が行動すれば変えられること(インサイドアウト)を主体的に取り組んでいきましょう。
第2の習慣 「終わりを思い描くことから始める」
第2の習慣は目的を明確にしてから行動する、という習慣です。
そのためには、自分の人生の脚本を自分で描くことが大切であり、「自分のお葬式の時に、自分はどんな風に周りから思われたいか」と考えると自分が本当に大切にしていることが見えてくるでしょう。
第3の習慣 「最優先事項を優先する」
第3の習慣は第1の習慣と第2の習慣を実践する習慣です。
そのためには自分自身のマネジメントをしていくことが大切です。
これができるようになると「何のためにその予定を行うか」ということが明確になり、時間管理の考え方が変わります。
第4の習慣 「Win-Winを考える」
Win-Winとは「自分も勝ち、相手も勝つ」ことです。
つまり、この第4の習慣から自分だけでなく、他者を巻き込んだ習慣に変わってきます。
自分の原則をしっかり持った人間関係を構築できるようになります。
第5の習慣 「まず理解に徹し、そして理解される」
第5の習慣は、協力関係を通して第4の習慣である「Win-Win」を実現するのには欠かせない習慣です。
つまり、自分を理解してもらうためいは相手からという考え方です。
コミュニケーションのあり方について理解していきましょう。
第6の習慣 「シナジーを創り出す」
シナジーとは個別のものを合わせて、より大きな成果を生み出すことです。
第4の習慣、第5の習慣の集大成ともいえるのがシナジーを創り出すということでしょう。
第7の習慣 「刃を研ぐ」
刃とは人生を送るという仕事で効果的に成果を挙げるために重要な道具のことです。
つまり「人格」を磨き、第1~6の習慣をより高めていく活動をすることが、第7の習慣なのです。
7つの習慣には終わりがありません。
第1~6の習慣を続け、第7の習慣でさらに自分を磨いたら、より高いレベルで第1~6の習慣をまた実践していきます。
こうやって「人格」を高め、成功を収めていきます。
皆さんも自分に当てはめ、小さいことからでも実践していきましょう。
(参考)
フランクリン・コヴィー「まんがでわかる7つの習慣①」2014年(宝島社)
フランクリン・コヴィー「まんがでわかる7つの習慣Plus」2016年(宝島社)
スティーブン・R・コヴィー「完訳7つの習慣 人格主義の回復」2015年(キングベアー出版)
まんがでわかる7つの習慣3 第3の習慣/第4の習慣/第5の習慣 (まんがでわかるシリーズ)
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