ビジネスマンのバイブルともいえる『7つの習慣』 はじめての方はこちらからどうぞ!
★「私なにも成長していないかも…」そう思ったら第7の習慣
週の半分以上は飲み会に行っている!そんな皆さん、あなたは何か目的をもって飲み会に行っていますか?
なんとなく、会社の付き合いで飲み会に行っている、日々仕事でストレスを感じて「飲まなきゃやってられない!」なんて人もいるでしょう。
その時は楽しい飲み会ですが、家に帰った後には焦燥感に襲われたり、将来に不安を感じたり、飲みすぎで身体を壊してしまうこともあるでしょう。
今回は7つの習慣のうちの、第7の習慣を通して、飲み会中毒を解消し、将来の為に自分の力を磨き、健康的な生活を送るための方法をご紹介していきます。
事例を見てみましょう。
社会人2年目のF君は、大手飲料メーカーの営業として働いています。
とても、風通しのいい会社で、毎週金曜日は営業部での飲み会が行われています。
平日も仲の良い同期や、後輩と飲み会、土日は大学の頃から付き合っている彼女とデートをしたり、高校や大学の同級生と飲みに行ったりと、F君は充実した毎日を送っているつもりです。
そんな、ある日F君は彼女から言われました。
「F君最近太ったよね。飲みに行ってばかりだし。私は、大学時代のすごく努力家なF君が好きだったのにな…」
これを聞いて、F君は驚きました。
「自分はこんなに沢山の人と飲みに行って、コミュニケーションを取っているのに。予定だって沢山入っているんだぞ」
彼女は言いました。
「うん、凄く忙しそうだよね。でもなんか大学時代部活で輝いていたF君とはちょっと違う気がする」
これを見て、皆さんどう思いますか?
「社会人になったら、そんなの当たり前じゃないか?」と思いますよね。
日々、楽しさや、誘惑に流されて過ごしてしまうと、知性が磨かれずちょっとずつ魅力のない人間になってしまいます。
ではどうしたら良いのでしょうか?
F君みたいに日々を過ごしながらも、どこかで「自分を変えたい!」と思っている方は、ぜひ次の章を参考にしてください。
★自分の刃を研ぐことで、5年先、10年先の人生を変えよう!
第7の習慣は「刃を研ぐ」、簡単に言うと「自分の人生に投資をしていく」ということです。
「肉体」・「精神」・「知性」・「社会、情緒」の4つの側面をバランスよく、刃を研ぐ時間を作っていくことが大切です。
今回は肉体と精神の2つを磨いて、特に自分の人格を高めるポイントをお伝えしていきます。
以下4つのポイントに沿って実践してみましょう。
①「肉体」について考える
自分の身体を健康的な状態に維持する活動をリストアップし、自分のライフスタイルに合っていて、楽しみながら長く続けられそうなものを1つ選ぶ。
②「精神」について考える
自分の価値観をより明確化する活動をリストアップし、自分のライフスタイルに合っていて、楽しみながら長く続けられそうなものを1つ選ぶ。(第Ⅱ領域には何が入るのかを考える活動)
③来週のスケジュール表に①②で考えた活動を書き込む
④週末に自己評価してみる、これを毎週繰り返し習慣にしていく
自分の刃を研ぐ活動の多くは、第3の習慣でいう第Ⅱ領域、つまり「緊急ではないが重要」な活動です。
このために時間を作るのは、とても大変です。
しかし、1日1歩の積み重ねは、気づいた時に周りとの大きな差になります。
人生に立ち向かうとき、あるいは何かに貢献しようとする時に使える道具は、自分自身しかない。自分という道具に投資することが「刃を研ぐ」習慣なのである。
「完訳7つの習慣 人格主義の回復」P.426
★刃を研いで、日々自分の器を育てよう
F君は改めて自分を変えようと、4つのポイントを実践してみました。
①週3回は、帰ってきてからランニング
②毎朝通勤で通る公園で、ベンチに座り、5分間瞑想を行う
③事前に手帳にランニングの予定を書き込むと、必然的に、そこには飲み会の予定を入れることがなくなりました。
④週末には彼女と一緒に手帳を見せあって、確認する
F君はこれを毎週実施していくことで、自然と自分を見つめる時間を持ち、本当に大切なことが見えてきました。
そして、自分はただ「楽しいだけの現状に流されていた」と気付き、自然と飲み会の回数も減り、身体は痩せてカッコよくなり、自分が目指す将来のための勉強も始めました。
彼女と一緒に頑張っている為、やる気も上がり、彼女からは「最近のF君また輝いてきたね、尊敬してる!」と、嬉しい言葉ももらえました。
F君は第7の習慣を始めるまでの自分と今では見える世界が変わりました。
今は、自分が1歩1歩進んでいることが実感できています。
健康的な生活も送れるようになったF君は、今日もこの習慣を続けています。
私たちは、人生これからどんな困難が待ち受けているかわかりません。
そんな中で、自分自身を守ることが出来るのは自分だけですよね。
だからこそ、5年先、10年先が素晴らしい人生になるように、「今」誘惑に負けずに、自分を磨いていくことが大切になるのです。
(参考)
フランクリン・コヴィー「まんがでわかる7つの習慣①④」2014年(宝島社)
スティーブン・R・コヴィー「完訳7つの習慣 人格主義の回復」2015年(キングベアー出版)
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