沢山の良い言葉に触れることで、良いセルフイメージをもち、仕事でもプライベートでも良い結果が出せるようになります。
これを心理学では「自己効力感」と言います。
今回は大人が熱くなる漫画「宇宙兄弟」の名言から、逃げ出したいと思ったときに触れたい名言をご紹介していきます。
★自分のためだけに泣いていない?
「宇宙兄弟」第27巻より引用
泣くなよ せりか
悔しいとか 恥ずかしいとかで 泣いちゃダメだ
泣くほどのことなんて 実はそんなにないんだよ
泣いてもいいのは
悲しくて 仕方ない時と
嬉しくて 仕方ない時だ
せりかはALSでの新薬開発を目指しますが、日本で巻き起こっているネットでの誹謗中傷によって、実験の中断を余儀なくさせられます。
そんな悔しい思いをしている時に、ふと生前父親に言われた言葉を思い出すのでした。
皆さんはどんな時に涙を流しますか?
涙というのは、感情が高ぶった時にその感情を外に排出しようという一環で涙が出ると言われています。
この涙によって、副交感神経が活発になったり、ストレス解消にもなると言われています。
そのため、涙を流すというのは一般的には「良い」とされているのですが、この宇宙兄弟では「泣くな」と言っていますね。
この「泣くな」に隠された思いはどのようなことだったのでしょう。
私は、自分自身の悔しい、恥ずかしい、その思いを発散せずに力に変えてほしい。
そんな思いが込められているのではないかと思います。
「仕事で失敗をして悔しい」「できなかった自分が恥ずかしい」その感情を涙で外に流してしまうのはとても勿体ないことだと感じます。
その感情を自分の中で整理して、力に変えることが大切なのだと感じます。
自分のためではなく、人のために流せる涙って最高ですよね。
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★あなたはどっちの選択をしていますか?
「宇宙兄弟」第20巻より引用
逃げ道ってのは 甘えの道だ
誰でも歩けるかわりに どこにも辿りつけない
日々人はちゃんと 険しくも楽しい宇宙への道を歩いているよ
だからあいつの夢はいつも 現実になるんだ
パニック障害になってしまった日々人は、パニック障害を克服したものの、NASAでは月への夢を実現することができず、単身ロシアに旅立ってしまいます。
そんな日々人のことを「逃げたヤツ」というNASAのスタッフに対して、ムッタが言ったセリフです。
「逃げたい」と思ったことは誰もがあることでしょう。
勿論、本当に心身危険な状況で、逃げるというのは大切なことです。
しかし、重要なのは逃げた先に目的地があるのかということです。
目的地がある状態で、今やっていることから逃げたなら、それは逃げたとは言いません。
あなたの夢に近づいています。
しかし、ただ楽なほう、楽なほうにすすんでいることは、はたから見たら逃げには見えませんが、実は目的地がない分、逃げたということになるのです。
逃げ出したいと思ったときは、「楽をしたいから?」「目的地に行きたいから?」それを自分に問いかけてみはいかがでしょうか。
きっとあなたの「夢」に近づく選択ができるでしょう。
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★カッコ悪いことから逃げていませんか?
「宇宙兄弟」第11巻より引用
1位と最下位の差なんて 大したことねーんだよ
ゴールすることと しないことの差に比べれりゃ
訓練最終日に熱を出してしまったムッタ。
全員でリタイヤか、全員で進むかの判断を迫られる中で、進むことを決断します。
チーム全員に支えられ、1歩1歩ゴールを目指している時にムッタが言ったセリフです。
大人になるにつれて、自分に恰好をつけるということが得意になっていく気がします。
人に見られて恥ずかしくないようになりたい、みじめな姿を晒したくない、そんな思いは年を取るにつれてどんどん強くなっていくのではないでしょうか。
しかし、社会人として求められるのは「結果」です。
どんなに過程が無様でも、時間がかかっても、結果を残せば評価されるのが社会人だと思います。
そう考えると、逃げたいという選択肢をする前に、もう一度「本当にいいのか?」というのを自分に問いかけてみてほしいです。
カッコ悪いところを見られたくないから逃げるのではないのか?と。
どんな過程であれ、目的を達成できるなら、諦めずに頑張ってみたほうがいいのではないでしょうか。
宇宙兄弟には、大人が直面する悩みが沢山散りばめられており、名言の宝庫です。
是非一度読んでみて下さい。
(参考)
小山宙哉「宇宙兄弟」(講談社)
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