「あいつが悪いから…」そんな気持ちで疲弊しない、インサイドアウトという考え方

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★「あいつは何なんだ!」と疲弊していませんか?

 

仕事をしていると「何であいつはこんな行動をするのだろう?」と腹が立ったりすることはないでしょうか?
 
一人で行うことの多い仕事であればあまりそういった思いをすることはないかもしれませんが、部下を持っていたり、数多くの人数をマネジメントする人はひょっとすると毎日思っているかもしれませんね。
 
営業などで輝かしい結果を出してきたプレイヤーほど、部下を持ってマネジメントする立場になると、自分が仕事ができるからこそ、「出来ない部下を理解できない!」といった気持ちになってしまうそうです。
 
 
確かにそういった感情になるのも頷けます、、、
 
しかし、それでは精神的に疲れ、前向きに仕事をしていけなくなってしまいますよね。
 
今回はフランクリンコヴィーの『7つの習慣』からインサイドアウトという考え方をご紹介します。
 
「あいつ何なんだ…」そういった自分の中のモヤモヤしている気持ちを変えるきっかけになるかもレませんよ。
 

 

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★インサイドアウトという考え方で、自分ができることを考える

 

まず「インサイドアウト」という考え方をご説明する前に、インサイドアウトの逆の考え方である「アウトサイドイン」という考え方から説明しますね。
 
アウトサイドインとは自分の外側(アウトサイド)に原因を求めていて、その結果行動しない、努力しないといったことです。
 
 
(例) 仕事で大きな失敗を部下がしてしまった時のアウトサイドインの考え方
 
  1. 仕事の失敗を職場の雰囲気や部下自身のせいにしてしまう
  2. 自分には責任がないため、新たに行動を起こしたり、改善をしない
  3. 再度同じ問題が起こる、部下のモチベーションが下がり退職する、マネージャーとしてのスキルもつかない
 
このような思考・結果に陥ることを言います。
 
簡単にいうと他責という考え方に近いですね。
 
一方インサイドアウトとは自分の内面(インサイド)に機会を見出し、自ら行動することで結果を引き寄せることです。
 
(例) 仕事で大きな失敗を部下がしてしまった時のインサイドアウトの考え方
 
  1. そもそも上司である自分は職場の雰囲気や部下の状態を把握していたのかと考える
  2. 部下との目標設定に関する面談を毎週行い、状態を把握しコミュニケーションをとる、改善策を一緒に考える
  3. 部下は明確な目標や改善策を把握し、次への結果につながる
 
このように考え、行動することで、自責という考え方に近いです。
 
「あいつは何なんだ!」と思わずにはいられないこともあるとは思いますが、そういうときこそ自分を客観的に見てみましょう。
 
自分ができていないことはないのか」
 
問題を自分が見たいように見ていないのか」
 
そうやってまずは自分の考え方(パラダイム)を変えてみてください。

 

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★成功している人・企業はインサイドアウトという考え方を大切にしている

 

Great Place to Work (R) Instituteが実施している「働きがいのある会社」調査で4年連続ベストカンパニーに選ばれている株式会社ウィルゲートでは行動指針のひとつに、
 
 

「最高責任者の立場で考え行動する」

 

という項目があります。
 
すべての責任を負う気持ちで仕事に取り組むという、まさしくインサイドアウトという考え方を大切にしている会社ですね。
 
こういった気持ちで仕事をしていれば、自身が成長するスピードも変わってくるのは間違いありませんし、「あの人がどうとか・・・」という悩みで精神的に疲弊することもないでしょう。
 
働きがいのある会社」に選ばれるのも頷けますね。
 

必要以上に他人のことで悩み、疲弊するのではなく、「自分に出来ることはないかな?」とインサイドアウトを大切にして行動してみてください。
 
無駄なことで悩んでいた!」と気づくこともあるかもしれませんよ。

 

(参考)
フランクリン・コヴィー・ジャパン「まんがでわかる 7つの習慣」2013年(宝島社)
株式会社ウィルゲート 7つの行動指針「WinG」 https://www.willgate.co.jp/wing.html

 

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