テレビで活躍する有名人やスポーツ選手、科学者などを見てこんなことを思ったことはありませんか?
「才能がある人って本当に凄いな~!!」
そうです!私たちは凄い成果を出した人を見た時に、まず初めにその人の「才能」というのもを高く評価し、憧れを抱きます。そうして、こう思うのです。
「私にはこんな才能ないからな。。。」
果たしてこの考え方って本当に正しいのでしょうか?
米国ではここ数年、成功を収めるための最も重要な要素として「GRIT」が注目を集めている。その意味は、努力・根性・忍耐・情熱。人生で成功するには、IQの高さや天賦の才よりも、GRITのほうが重要であることが、科学的にも裏付けられている。
(引用)日経ビジネスオンライン
このように今『GRIT=やり抜く力』が大きな注目を浴びています。あなたもやり抜く力でで大きな結果を出しましょう!!
★人生の成功を決める能力『やり抜く力』を伸ばすには
ではそもそもやり抜く力とはどのようなことを表すのでしょうか。『GRIT』ではやり抜く力をこの2つの要素からできていると定義しています。
やり抜く力とは
- 情熱
- 粘り強さ
情熱
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少し解説していきますね。「情熱」という言葉を聞くと「めらめらと燃える炎」のようなものをイメージすると思います。私達がイメージする情熱というのはよく「熱心さ」「熱中する」などと表されますが、GRITで定義される情熱は、「人生においてこれを成し遂げたいという目標に対して、長い間取り組む姿勢」を表しているようです。
例えば、テレビでも活躍しているスポーツ選手なども、全員がそのスポーツの才能があったのでしょうか?多くの選手が、小さいころから1日何時間も練習し、人一倍の努力をしてきたのではないでしょうか。これこそ「情熱」ですよね。
粘り強さ
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「粘り強さ」は一見情熱と似ていますが、特別違うのは「どんな困難があっても、諦めずに取り組める強さ」のことを指しています。
クラス全員で同じことをスタートしたとしましょう。才能があっても、何か壁にぶつかった時に「もういいや~」と諦めてしまう人と、才能はなくても壁にぶつかっても、ずっと何年もやり続ける人だったら、後者のほうが後から成功を収める可能性が高いです。
素晴らしい功績や結果を残している人は、才能だけでなく、こういった「情熱」と「粘り強さ」を持っています。逆にいえば、この2つを持っていれば、才能がないと感じている私達も、同じように結果を出せる可能性があるということです。自身のやり抜く力を知りたい方はまずこちらからチェックしてみましょう!!
あなたのやり抜く力はどれだけありましたか?現在やり抜く力が低かった人も「あーやっぱり私はすぐに諦めてしまう人間なんだ」なんて、落ち込む必要はありません。やり抜く力を伸ばすための4つのステップをしっかり踏むことで、やり抜く力を伸ばすことが出来きます。
ここからは以下の4ステップのうち、今回は③目的について詳しく解説していきます。
①興味 ②練習 ③目的 ④希望
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★目的を見出すことが大切
第1のステップで自分の「興味」が何にあるかを確認しました。そして第2のステップで興味があるものに対して「練習」を深めていくことが大切だと確認しました。そして第3のステップは目的を持つことになります。ここからは実際の例に基づいてGRIT~やり抜く力~を伸ばすうえで大切な「目的」について学んでいきましょう!
では、今回は自分に当てはめて考えてほしいと思います。レンガ職人の話に例えてみたいと思います。
レンガ職人の話 ある人が3人のレンガ職人に「何をしているんですか?」と尋ねました。すると三者三様の答えが返ってきました。 1人目「レンガを積んでいるんだよ」 2人目「教会をつくっているんだよ」 3人目「歴史に残る大聖堂を作っているんだ」 |
この3人のレンガ職人はそれぞれレンガを積む「目的」が違っていますよね。1人目は「目的のない単なる仕事」、2人目は「教会を作るという目的(仕事を達成するという目的)」、3人目は「大きな目的」をもって仕事をしています。
それではこの例をもとに、皆さんの今やっている仕事に当てはめて考えてみて下さい。
あなたの現在の仕事は以下のどれにあてはまりますか? 1、私にとっての現在の仕事は、生きるために必要なことだ 2、私にとっての現在の仕事は、もっといい仕事に移るためのステップだ 3、私にとっての現在の仕事は、人生で一番大切なものの一つだ |
どうですか?どれに当てはまるでしょうか?多くの人が3番を選ぶような仕事がしたいと思っていながらも、1番、2番を選んでいるのではないでしょうか?
GRITでは、今1番の考え方を持っている人でも、仕事の内容や立場にかかわらず3番の考え方をできるようになると言っています。
その為にはこの3つをやってみる必要があります。
①今自分がやっている仕事が、社会にとってどのように役立つか考えてみる まずは、自分が今やっていることが社会にとって役に立っているということを、自分自身で認識すべき必要があります。社会にとって役に立っていると認識することで、それを目的として成果につながる可能性があります。 ②「意義」を感じられるように変化を起こす 毎日行っている仕事を、「こういう仕事ができれば、もっと意義を持って楽しく仕事に取り組める」と感じられるように工夫を凝らしてみる ③「この人のようになりたい」と具体的に考える 目的を持って生きている人に会い、「この人のようになりたい」という人を見つける。目的を持って成功している人を見ることで「努力すれば成功する」というイメージをもつ |
このように「目的」をもって生きることが、やり抜く力を高め、大きな結果を出すことに繋がっています。目的というのは、いつの間にか「ぱっ!」と見つかるものではなく、興味があるものを深めていくことで、いつの間にか自分の興味が他者や社会への目的に変わってきます。
まずは興味から始まり、興味を深め練習していくと、それで人の役に立てるようになってきます。そしてそれが目的になることもあるのです。あなたも、自分の目的を考え、やり抜く力を高め、大きな成果を出しましょう!!
(参考)
アンジェラ・ダックワーズ「GRIT やり抜く力」2016年(ダイヤモンド社)
やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける
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