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★ストレスとは何?
現代人は数多くのストレスの中で生きていると言われています。
「こら〜!何やってるんだ!」
と上司から怒られたり、部下からは変な疑念を持たれることも。
人間関係のストレスだけでなく、通勤ラッシュや荒れた食生活など、様々なストレスが体にはかかっていますね。
ストレスはサイレントキラー(静かな殺人者)とも呼ばれていて、精神的ストレスは身体中の細胞に影響を及ぼし、遺伝子構造までに悪影響を与える力さえ持つと言われています。心の働きは、ほんの数分で体のpHをアルカリ性から酸性にすることもでき、体のpHが酸性に傾くことがガンや様々な病気の原因の一つであることが分かっています。
では、ストレスを減らすにはどのような方法があるのでしょうか?
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★ストレスを減らす10の方法
ヒーリング系音楽を聞く
ストレスを減らす方法としてまずオススメしたいのが、ヒーリング系音楽を聞くことです。ヘッドホンをつけて聴く特殊な音楽で、脳を刺激し、治療ホルモンを分泌させ、体の中で凍りついて封じ込められていたストレスを劇的に解きほぐすように設計されています。物によっては言葉が入っているものもあります。ヒーリング系音楽を聴くことで、体のpHが変わるとも言われています。実際にこの方法で治療しているドイツのコールドウェル医師は、ストレスを軽減することによって三万五千人以上のガン患者を治療しています。
笑う
笑いはとても効果の高い健康法だと言われています。子供は平均して1週間に1万回笑うと言われているけれども、大人になると平均して1週間にたった5回になるとも。笑いは免疫系全体を刺激して、憂鬱な気分を解消してくれます。
『笑いと治癒力』という本の中では、余命6ヶ月と診断された患者が、笑いによってガンを克服したという話も乗っているくらいです。楽しいことがないかもしれませんが、少し無理にでも笑うようにしてみてください。
ハグをする
人との触れ合いは、ストレスを軽減する一つの方法です。赤ん坊では特にこの方法を取っているかどうかが顕著に出ます。必要な栄養を全て与えてもらってもスキンシップを与えられない赤ん坊は、成長が遅く、しょっちゅう泣き、病気にかかりやすいことが分かっていて、場合によっては死に至ることもあるそうです。
力強い言葉を話す
言葉には創造力があり、ほとんどの人は、自分自身が発する言葉に縛られて生きています。その内容が現実となるように力を込めて話してみましょう。スポーツ選手がネガティブな言葉を発しないように最大限の工夫をするのと同様に、私たちも日常で使う言葉に気をつけてみてください。
8時間(夜10時就寝〜朝6時起床)の睡眠を取る
アーユルヴェーダ医学においては、特定の活動にもっとも良い結果をもたらすサイクルが存在すると信じられていて、それが夜10時就寝〜朝6時起床だと言われています。
その時間に体はもっとも深い休息と回復を得ることができ、日中を元気に過ごすことができます。また体を癒すホルモンが夜10時から夜中の2時までの間で出ているため、西洋医学としても、この睡眠時間は推奨されています。
午後15分の休憩を取る
15分間の休憩はリラックス効果が高く、体の緊張をほぐし元気を取り戻させてくれます。この時間に簡単な昼寝を取ることもオススメです。他には、ヒーリング系音楽を用いるのも良いです。代謝が向上し、ストレス・不安・緊張・抑うつ状態などが軽減され、情緒的・精神的に安定し、肉体的エネルギーも高まると言われています。
どんな人にも親切にする・感謝の気持ちを持つ
人に親切にすると免疫系が刺激され、落ち着いて安らかな気持ちになることが分かっています。情けは人のためならず、という言葉の通り、まさしく「自分のストレスを軽減し体調を改善している」、というように周り回って自分のためになっているのですね。
また感謝の気持ちを持つことも健康全般に良いと言われています。力強い言葉を話すことにも近いですが、感謝の気持ちを持つことで、幸福や安らぎにも繋がります。松下幸之助もこんな名言を残しています。
感謝の心が高まれば高まるほど、
それに正比例して幸福感が高まっていく。
車の運転時間を減らす
自動車の運転は、とても好きで運転するのが楽しみで仕方がないという人を除いては、大きなストレスとなることが多いです。1週間に1回程度、歩いて出勤したり、自転車を使うなど、体を動かすことでよりストレス軽減効果が高まります。
アロマセラピーをする
香りは体に大きな影響を与えます。香りの中でも体内に良い化学反応を起こすものがあり、特にエッセンシャルオイルには、素晴らしい香りの他にもたくさんの健康効果があると言われています。
ストレッチをする
ストレッチは体の凝り固まっている筋肉をほぐし、血流をよくすることに繋がります。場合によっては、筋肉が硬直して、筋肉の長さが変わり、体の使い方が悪くなっている場合もあります。そういった場合でも、ストレッチをすることで、筋肉の長さが整い、ストレスがかかりづらい体の使い方に変わります。血流がよくなると、ホルモンバランスが整うことが多いため、ストレス解消のために、ストレッチをするのはとても良いと言われています。
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★一番大切なのは、『人生の目的』
ストレスを軽減する10の方法を前述しましたが、この10個よりも大切なのが『人生の目的』を見つけることです。ただご存知の通り、これが一番難しいです。今までの10種類は行動しようと思えばできることです。一部思考のコントロールもあるため難易度が高いものもありますが、行動しようと思えばできるものではあります。
一方、『人生の目的を見つける』のは、全く別の話になります。もちろん様々なことに対して積極的に行動することで、自分のことがわかり、次第に人生の目的が分かってくるというのはあるかもしれませんが、簡単なことではありません。
ただ、『人生の目的』が明確になることで、いくらストレスがある状況でも、頑張ろうと思え、一つ一つの努力が幸せに感じられます。比較的簡単にできる10つの方法で、自分のストレスをできるだけ軽減し、体調不良などを少なくする。そうなると、時間を作ることが可能になる、そしてその空いた時間を行動的に過ごすことで、次第に自分の人生の目的が分かってくる、という流れが理想的です。
10の方法は簡単にできることばかりなので、自分の日常に取り込んでみてください。そうすることで、さらに活発的になったり、時間を作ることができ、今までとは違う自分に出会うことができると思います。ストレスはコントロールできるものであるという考えを持って、自分をメンテナンスしてみてはいかがでしょうか。
(参考)ケヴィン・トルドー「病気にならない人は知っている」2006年(幻冬社)
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