片足立ちで靴下が履けますか!?40代からの対策で大きな差がつく「ロコモ」の怖さ

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★実はメタボよりも怖い「ロコモ」

 

突然ですが、皆さんはこの中で当てはまるものはいくつありますか?

・片足立ちで靴下が履けない

・布団を持ち上げたり、掃除機をかけるのがしんどい

・2キロ程度の買い物をして持ち帰るのが困難である

・家の中でつまずいたり、滑ったりする

・15分くらい続けて歩くことが出来ない

・階段を上がるのに手すりが必要である

・横断歩道を青信号で渡り切れない

 

実は1つでも当てはまった方は、ロコモこと「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群)の可能性があります。

では最近CMや新聞などでも良く聞くこの「ロコモ」とはいったい何のことなのでしょうか?

ロコモとは日本整形外科学会が2007年に人類が経験したことのない超高齢社会・日本の未来を見据え、提唱した概念のことです。

 

ロコモは筋肉、骨、関節、軟骨、椎間板といった運動器のいずれか、あるいは複数に障害が起こり、「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態をいいます。

ロコモチャレンジより引用(https://locomo-joa.jp/locomo/01.html

 

つまりロコモとは現在は自立できているが、近い将来、要介護になる危険性が高い症状を持っている状態や、すでに要介護になってしまっている状態のことを表しています。

メタボリックシンドロームの症状には高血圧や糖尿病など将来的に脳梗塞や心筋梗塞・人工透析など大きな病気に繋がる可能性があるため、危機感をもって予防している方も多いはずです。

皆さんも、健康診断で血圧やコレステロール値が高いと、心配になり食生活などを見直さなくてはいけないな…と考えますよね。

しかし、ロコモは今の時点では日常生活には大きく支障がない状況なので、例えば「最近歩くのが前よりも疲れるな」と感じても「歳だからしょうがない」で多くの人が片づけてしまいがちです。

現在、ロコモは予備群を含めると約4700万人といわれており、40歳以上の男女の5人に4人が“ロコモ及びロコモ予備群”と推定されています。

「まだ若いから大丈夫」そう思っている今こそ、将来のロコモ予防に取り組んでいきましょう。

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★今日からできるロコモ予防とは

 

ではどのようにロコモを予防していけばいいのでしょうか。

ロコモの大きな原因は筋力低下・バランス能力低下・運動器の疾患の3つと言われています。

筋力低下やバランス能力低下では、「最近疲れやすいな」とか「何にもないのにつまずきそうになることが多くなった」なんてことが増えてきた方は要注意ですね。

筋力低下が最も分かりやすい指標として「歩行速度」が挙げられます。

現在のロコモのチェック項目のひとつに「横断歩道を青信号で渡りきれない」というのがあるように「最近、歩いていて若い人に追い越されることが多くなった」と感じたら、足の筋力が衰えている証拠でしょう。

また、運動器の疾患でよくなりやすいものとして「骨粗鬆症」「変形性関節症」「脊柱管狭窄症」の3つが挙げられますが、この3つとも根本的な原因としては筋肉の衰えによって、関節と骨をしっかり支えることが出来なくなってしまい、膝や腰や骨に負担がかかって起こる症状です。

つまり、40代の今からしっかり筋肉の衰えを予防しておけば、将来のロコモ予防につながるということですね。

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ロコモチャレンジのHPにはロコモ予防の運動が沢山紹介されているので、詳しく知りたい方や、痛みをお持ちの方は、是非HPを参照してみてください。

しかし、何よりも大切なのは40代からしっかりと運動習慣を身体につけてあげることです。

日常生活で簡単に取り入れられる運動習慣をご紹介します。

この中から2つ選んで是非明日から実践してみましょう。

 

①自転車や徒歩で通勤する

②歩く歩幅を大きくする

③エスカレーター・エレベーターを使わない

④仕事のお昼休みは10分間散歩する

⑤テレビ見ながらストレッチを加える

⑥家事をしながら片足立ち10秒

⑦いつもより早く歩く

⑧休日は必ず家から出る

 

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★まだ大丈夫と思っている時がはじめ時

 

30代、40代の皆さんは働き盛りで、自分の身体を二の次にしてしまっている方も多いと思います。

しかし、見て見ぬふりをしているうちに、私たちの身体は見えないとろろでどんどん衰えてしまっています。

いつの間にか身体の柔軟性がなくなっていた、階段を上る時に手すりを持つようになっている、休みの日に出かける元気がない、こんなことも身体が衰えてきている証拠です。

また、急激に便利になっている生活環境もロコモ急増の要因になっているようです。

ここ数年でエレベーターのない駅が少なくなり、ネットで買い物ができるのでコンビニにさえ行く必要がない場合もあります。

また週休2日が広く定着したのに、結局は家で過ごして体を動かさない人が多くなっていますよね。

「まだ大丈夫だから」はやめて、将来のために明日から日常生活に少しだけ運動習慣を取り入れていきましょう。

 

(参考)

ロコモチャレンジ(日本整形外科学会公認ロコモティブシンドローム予防啓発公認サイト)

https://locomo-joa.jp/locomo/

日経トレンディ「メタボより怖いのはロコモ!?」

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20121005/1044379/?P=2

大正製薬グループ「1からわかるロコモ」http://www.taishotoyama.co.jp/locomo.html

味の素「足腰のおとろえ」

http://report.ajinomoto-kenko.com/ashikoshi/advice.html

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